RENAISSANCE Colors

ルネサンスより

【月刊スマートランニング】2月号 1月26日発行

”スマートラン”とは「無理せず」「怪我なく」そして「楽しく」でも「目標」を持ち、しっかりそれを達成することに喜びを感じる事ができる。そんなランニングスタイルを意味しています。

ルネサンスは、皆さんのスマートラン実現に向け様々な情報や場を提供していきます。


ルネサンスランナーの皆さんこんにちは。スマートランしてますか?

「月刊スマートラン」はランニングマスターたかはしが、その時期にあったランニングの話題、トレーニングアドバイス、お役立ち情報などを月1回のペースでお届けしています。
ランニングビギナーからベテランランナーまで、皆さんのスマートランのお役に立てば幸いです。


まずは1月のcolors「今日のランニング」の投稿から・・・・

 

▶今月も各地でレースが開催され、そのレースレポートが多数。冷たい雨中でのレースが多く、寒さに苦しんだ方も多かったようです。

冬の雨のレース対策としては・・・

・手袋、帽子はマスト!

・使い捨てポンチョでの防水&保温

 スタート前だけでなく、レース中に着用もOK。

・シューズの防水対策

 防水スプレー

 スタートラインに並ぶ直前までレース用を履かない

・インナーウェアの着用

 肌に密着するコンプレッション系インナーウェアは直接体温の影響を受け、冷えにくく乾きも早い

あたりがおススメです。

 

▶レース以外では「寒いので外RUNやめてランニングマシンにしました」といった投稿も・・・

本来、ランニングは冬のスポーツ。一般的にランニング時の体感温度は外気温+5~10℃と言われており、前回の「月刊スマートラン」でもお伝えした通り防寒グッズ身につけて走り出せば、時間とともに体温が上がり、汗ばむくらいになります。とは言えランニングマスターも気温5度以下の夜トレはランニングマシンに切り替えました。モチベーションや体調でインとアウトをうまく使い分けていきましょう。

ランニングマシンでのトレーニングは夏も冬も変わらず「ビルドアップ走」がおススメ。ポイントはこちらもご覧ください。

 【ランニングマスター直伝】①夏から始めるラン... | RENAISSANCE Colors (s-re.jp)

 

▶オンライン・リアルともにランニングイベントを開催。参加の皆様からの感想投稿ありがとうございました。

 

・12/27オンライン「ランニングセミナー」

 今回はマスターと一緒にランニングイベントを担当している高橋謙太朗(橋本クラブ)・高橋衛(山科椥辻クラブ)も参加! 事前に多数のご質問頂きありがとうございました。時間内にお答えでいなかったもの含めこちらでアーカイブ配信しております。復習かねてのリピート閲覧はもちろん、まだの方は是非ご覧下さい。

 【アーカイブ配信】ランニングマスターによるラ... | RENAISSANCE Colors (s-re.jp)

・1/14ランニング練習会@久里浜クラブ

 クラブ拠点のランニング練習会では練習会後に、そのクラブのスタジオプログラムに参加されていく方も多数!こういった光景を見るにつけ、共通の趣味や話題で繋がるのっていいぁと強く感じております。

 


今月のテーマその1『レースに向けての調整方法』です。

これから4月前半あたりまでメジャーなマラソン大会をはじめ多くのレースが開催されます。

出場予定の方も多いのでは?

せっかくの目標レース。できれば最高のパフォーマンスを発揮したいですよね。

とは言え、トレーニングがすべて順調にいってレースを迎えることは、なかなかありません。

多くは方は、練習不足や、脚の不調など不安要素を抱えながらレース本番を迎えることでしょう。

まず一番にお伝えしたいのは、直前になって不安だからと、“オーバーワーク”しないことです!

本番2週間を切ったら「ここまであまり走り込みができなかったから、もう1回くらい30㎞走っておこう・・・」などは絶対にNG。

いかに疲れのないベストは状態でスタートラインに立つかを考えましょう。

レースに向けて、2週間前あたりからは、「適度な刺激を入れつつ」「練習量を落とし」「休息もしっかり取る」ことで、目指すレースで最高のパフォーマンスを発揮する状態を作りだします。

 この調整期間を設けることで最大8%もパフォーマンスが向上したというデータもあり、ビギナーランナーでも少なからず効果があります。

トップ選手はかなり綿密な方法で行いますが、私たち一般ランナーであれば、

========================================

・14日前:レースペースより少し遅めの90分走

・13~8日前:普段通りの練習

・7日前;レースペースを想定した60分走

・6日前~2日前:練習量を普段の半分くらいに落とす。ペースはレースペース前後

・前日:20~30分の軽いジョギング

========================================

あまり細かく決めず、14日前と7日前にポイントとなるトレーニングをしっかりやった上で、全体の練習量を減らしていくようなパターンがおすすめです。

「もう少し走れるけど・・・」「このペース楽だな」といった心のゆとりを作ることも目的の1つなので、体調を見つつ、ペースや距離にこだわりすぎないことも大事です。

目標としているレースのある皆さん。レース2週間前から計画的に調整期間を設け、ベストな状態でスタートが切れることを願っています。


テーマその2『ランニングシューズについて』です。

正月のニューイヤー駅伝、箱根駅伝・・・ご覧になりましたか?

近年、シューズ業界は駅伝放映(特に箱根駅伝)の影響を強く受けるようになり、この駅伝に向け各メーカーがニューシューズを12月あたりにこぞって発表するようになりました。

年明け早々「新発売のあのシューズ興味ある・・・」なんて思っている方も多いのでは?

年末のオンラインセミナーでも少しアドバイスしましたが、今回は、さらにランニングマスターの主観も含めつつ、おすすめランニングシューズ情報をお届けします。

===========

最初に、最近のシューズは大きく分けると、機能別に3つのタイプに分かれます。

より速く走るため、カーボンプレートなどを使用し反発力に特化したもの

着地時の際の足への負担を軽減するため、厚底にしたりクッション性に富んだ素材を使い、ソフトな接地感を重視したもの

少しでも楽に前に進めるように、舟形ソールや、ドロップ差(シューズの厚みの前後差)をつけ、着地後のスムーズな体重移動をサポートする仕組みを取り入れたもの

【参考】12/27オンラインセミナーでの資料

①のカーボンプレート入りのシューズ。どのメーカーの広告も、ほぼこのタイプのシューズの露出度がNO1ですが、私たち一般ランナーには、まず不要です。

※フルマラソンだと3時間半以内、リレーマラソンなど短い距離のレースでも5㎞22分程度の走力がないと履きこなすのは難しいです。

 

マスターがシューズを選ぶ際には、必ず試し履きをし、あえて自分のフィーリングを重視、

▶レースや、やや速めのペースで走るシューズは②のタイプの中からよりソフトな接地感」

 └イメージ:靴底の硬さを感じない 

▶ゆっくりの長めの距離・時間を走るシューズは③のタイプの中から「体重移動のしやすさ」

 └イメージ:着地直後にすっと前に進む、または無理なく前傾できる感じ

が強いシューズを選んでいます。

 

これも先日のオンラインセミナーでもご紹介しましたが、今シーズンのマスター一押しのシューズはこちらです。

【参考】12/27オンラインセミナーでの資料

デイトレーナー=③タイプ、テンポアップ=②タイプ、レース=①タイプとなっています。

 

▶③タイプおすすめの【KARHU/MESTARIRUN】は「フルクラム」という”てこの原理”を応用した機能でスムーズな体重移動をサポートしています。

▶②タイプおすすめの【アンダーアーマー/ベロシティ3】は独自の「FLOW」ソールを使用することでアウトソール(他のシューズにある接地面の黒いゴム部分)をなくし、抜群にソフトな接地感と軽量化に成功しています。

▶①タイプおすすめの【MIZUNO/ウェーブリベリオンプロ】はグラスファイバープレートを使用のため、他社のカーボンプレートより脚への負担が少なく、踵のない「スムーズスピードアシスト」ソールで、踵着地のランナーでも、いやでもミッドソール部分で体重を荷重することになるので、プレートシューズ初心者に特におすすめです。

 

もちろん、すべてマスターが実際に試し履きした上でセレクトしています。

当然、ランニングフォームや足型は人それぞれなので、すべての方のベストシューズではないことをご理解ください。あくまで参考ということで・・・・

 

ちなみにシューズも年々、値段があがり、最近は3万円近いものが多くなってきましたが、こちらは2万円以下のシューズでセレクトしています。

 

========

最後に、今回のレポート冒頭でも書いたとおり、この時期、ランニングマシンで走る事も多いと思います。

なので、ランニングマシン用のシューズ選びのポイントをお伝えします。

▶アスファルトではないので着地の衝撃が少ない、さらにスタジオレッスンと兼用の場合、横の動きにも対応する必要があるので厚底(重心の高い)シューズはNG

▶ベルトが回っており自然に体重移動が出来てしまうため、体重移動の機能はさほどいらない。

といった特性があります。

なので②のタイプの中から、比較的ソールが薄く安定性を感じるものを選択下さい。

あくまで例ですが、ランニングマスターのランニングマシン用はこちらです。

【ブルックス/ハイペリオンテンポ】1シーズン前のプレートなしのレース用シューズです。

そろそろシューズを新調!とお考えの方、参考になれば幸いです。

 


お読みいただきありがとうございました。いかがでしたでしょうか。

「月刊スマートランニング」次回は2月29日(木)に配信予定

ご意見、ご感想、こんなテーマを扱って欲しいなどございましたら、是非コメントをお願いします。

 

では皆さん、今月もスマートランで充実したフィットネスライフをお過ごし下さい。

コメントする
1 件の返信 (新着順)
Marilyn バッジ画像
2024/01/29 20:33

擦過傷に悩んでいます。
気づいたところにはワセリンなどを塗りたくっていますが、そのときどきでこんなとこがスレたの!? という場所が血まみれになっていたりします💦

よい対策や注意すべきポイントなどがあったら教えてください。

いよいよ来週別大ですね✨
応援してます!


擦過傷、色々箇所もかわるんですね!

擦れは
①皮膚と繊維
②皮膚同士
の摩擦で起こります。
いずれもMarilynさんもやっている通り、ワセリンなどで摩擦を軽減するのが一般的な対策です。
私も基本はワセリンですが、ぬるぬる感がイヤという方も多く「Protect J1」といいうクリームを使用するランナーもいます。https://earth-blue.jp/protects1.html

もう一つの対策とすれば、擦れる皮膚をウェアで覆ってしまうといった方法もあります。
例えば、内ももが擦れる場合は、ランニングパンツではなくスパッツを履くとか、足指の間のマメ対策として5本指ソックスを履くなどがそのパターンです。
私の場合、フォームの癖からフルマラソンではいつも膝の内側が擦れて血だらけになるので、長い距離のレースの時はひざ下までのスパッツ着用です。

また女性がスポーツインナー着用の場合、縫い目の部分が擦れて痛いこともあるので、極力シームレスな製品を選ぶと良いかもしれません。

今週末の別大・・・不覚にも週初めから体調を崩してしまいました。
スタートラインには立てると思うので、その日の体調でのベストRUNを目指してきます。

Marilyn バッジ画像
2024/01/31 18:27

ご回答ありがとうございました。

前回擦れたところを保護しても、予想もしなかったところが擦れてしまう…というのが悩みの種でした。
生足だと内ももが擦れるのでスパッツをはくと、今度はスパッツのウエスト部分が擦れてお腹まわりが血まみれになるという…💦
ワセリンだと汗で落ちてしまうので夏場は「Protect J1」を愛用していますが、全身に塗るわけにもいかず…。

やはり皮膚の保護とウェアの両面から対策をしなくてはならないのですね。
一度でも血まみれになったことがある箇所には、忘れずに塗り塗りするようにしたいです。
あとはフォームの改善?

フォームは永遠の課題なので、ルネのランニングイベントで地道に矯正していきたいです。



この季節は体調管理が本当に難しいですよね。
気持ちよく走れるよう晴れ祈願しています☀️