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ルネサンスより

【ランニングマスター直伝】①夏から始めるランニング~ビギナーもベテランもインドアRUNを上手に使おう!ランニングマシン活用術~

ルネサンス・ランニングマスターたかはしりょう です。

ランニング歴44年、フルマラソン完走136回(ペースセッター85回含む)、フルマラソンベストは2時間32分。ランニングコーチとして今までにのべ1万人以上の方にアドバイスをしてきました。

ルネサンスにおいては、新型コロナ感染症の拡大で中断してしまいましたが、ホノルルマラソンツアーやルネサンスリレーマラソンの企画・運営も担当してきました。

 

今回から全6回に渡り、秋のランニングシーズンに向けたアドバイス投稿を週1回ペースで発信していきます。よろしくお願いします!!!


第1回のテーマは「夏から始めるランニング」

~ビギナーもベテランもインドアRUNを上手に使おう!ランニングマシン活用術~

 

秋のランニングシーズンに向けて”そろそろランニング再開”、”今年こそランニングにチャレンジ!”と思っている皆さん!

でも、まだ8月・・・外を走るのは厳しいですよね~~~

この時期はビギナーの方もベテランランナーの方も、インドアでランニングマシンをうまく活用し、効果的にトレーニングを行うことをおススメします!!!

 


まずはインドアRUN(ランニングマシン)のメリットから・・・

 

①気象条件に左右されない:ランニングマシンを使えば、天候の影響を気にすることなくトレーニングができます。雨や猛暑に悩まされることなく、いつでも快適な環境で予定通りのランニングを楽しむことができます。また、近年は気候変動による紫外線量の増加問題もあり、女性だけでなく男性も気になる紫外線対策にもなります。過度に紫外線を浴びるのは疲労蓄積にも繋がります。

 

②ペース管理ができる:ランニングマシンは自身で速度が設定できるので、一定の速度を保ったり、微妙に速度を調整したりすることが可能です。そのため個人の目的や走力に合った適切なペースでトレーニングを行うことができます。

 

③ 強度確認ができる:心拍数をモニタリングできるランニングマシンを使えば、自分の心拍数をリアルタイムで確認することができます。これにより自分のトレーニングの強度を把握し、適切な範囲内で効果的なトレーニングを行うことができます。

 


 

次に、具体的なランニングマシンの活用術をご紹介します。

おススメは「心拍数をチェックしながらのビルドアップ走」です!


① 最初に時間と目標心拍数(強度80%が目安)を決めます。

 

② 速歩または余裕のある速度でランニングをスタート、ウォームアップします。

※ランニングマシン使用の際は、傾斜を2~3%つけましょう。アウトドアでのランニングフォームにより近い動きとなります。
 

③ 5分程経過したら、一定の距離、または時間ごとに速度を徐々に上げていきます。5分おきくらいがひつの目安です。速度アップする前に心拍数を測定し、目標心拍数に近くなったら、残りの時間はその速度を維持します。
 

④ 途中で心拍数が上昇しすぎた(強度85~90%以上になった)場合は、無理をせず少し速度を落とします。引き続き心拍数を測定し目標心拍数以下まで落ちたら、また少しずつ速度を上げていきます。

 

⑤③~④を繰り返し、目標時間になったら終了です!!


心拍数をチェックし速度を調節することで、自分の走力や、その日の体調に合ったトレーニングを行うことができ、効果的にランニングパフォーマンスを向上させることができます。
 


【40歳女性・この秋ランデビューを目指すビギナーランナーの例】

 ■設定

 20分のランニング、目標心拍数は144拍/分(強度80% = フルマラソンペース)
■トレーニング内容

 0-5分: 6.0㎞/hの速歩からスタート、5分ごとに0.5㎞ずつペースアップしていく
 05分後:6.5㎞/h
 10分後:7.0㎞/h
 15分後:7.5㎞/h
 15分経過時点で目標心拍数(144拍/分)に近づいたので、残り5分間はそのまま7.5㎞/hで走りランニング終了


 

【ランニングマスターたかはしの例】 ※6月30日実施の実データです。

 


「夏から始めるランニング」

~ビギナーもベテランもインドアRUNをうまく使おう!ランニングマシン活用術~いかがでしたか?

是非、実際にトライして下さい。やってみた感想投稿もお待ちしています!

 

次回は「良いフォームで走ろう」~正しいランニングフォームはどうやって身につける?

の予定です。

 

どうぞお楽しみに・・・・・

 

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6 件の返信 (新着順)
美野里米
2024/05/21 23:26

梅雨になるとトレッドミルのお世話になる事が多くなり、今更ながらいいね👍させていただきました。
リョウサンは勿論、熱いVo2max談議を交わされている皆様のVo2maxの大きさに驚くばかりであり、日頃のトレーニングの質の良さに敬意を表します。
古希を迎えた私は、負荷の高いVo2max向上は諦らめて、リョウサンご指導のビルドアップ走とロング走とジョグそして筋トレで完走(あわよくばサブ4.5)したいです。
今後もアドバイスをおねがいします。

Notch バッジ画像
2023/08/14 10:52

ランニングマスター直伝のアドバイスありがとうございます😊
とっても興味深く参考になります。

たかはしりょうさんの走力というか、速いペースでも低い心拍数は凄いですね🤩
ちなみにご自身の目標心拍数はどうやって設定されているのでしょうか?
220-年齢ではないですよね?
Vo2maxなどを元に設定する目安があれば教えて頂けると嬉しいです。

私の場合、ランでなかなか心拍数を上げられずmax140程度です。
Group FightやUboundなどのスタジオレッスンではmax160くらいになるのですが...


コメントありがとうございます。(やや長文となりますがご容赦ください)
おっしゃる通り私の場合は、まぁまぁ有酸素能力が高いので、年齢別の強度表にはあてはまらず「Vo2max」を元に最大心拍数を計算しています。
以前は、12分間を全力で走ったタイムを元に計算(クーパーテストという方法)していましたが、最近はスマートウォッチが”Vo2max”とその”レベル”を教えてくれるので、そのデータをもとに目標心拍数を決めています。
直近では『Vo2max=55、20代のレベル』と言ってくいれているので、220-25×85%=165くらいを目安にしています。

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スタジオレッスンの方が心拍数が高めになる理由はいくつかありますが、
一番の要因は、スタジオレッスンでは、複数の筋肉群が異なるタイミングで様々な動きをする必要があるからです。そのような運動が活発に使われる場合、心臓は活動している筋肉それぞれに充分な血液と酸素を供給する必要があるので全体の心拍数が上昇します。ランニングのようなシンプルな運動は、使う筋肉もタイミングも一定なので、スタジオプログラムなどより心拍数があがりにくいと言えます。
ちなみにエアロバイクなどの自転車系の運動は、下半身のみ、しかも体重を支える必要がないので、さらに心拍数があがりにくい運動種目と言えます。

よし。
2023/08/16 11:03

VO2Maxですが「一般的」な話しとして
年齢が上がると上がりにくくなるのでしょうか?
特にVo2Maxを上げるトレーニングなどはしてないのですが、地味に上がってきて49まで来ました。
フィットネス年齢は43歳ですが(汗)..
これでも実年齢マイナス10なのでよしとしてます…

クッキー! バッジ画像
2023/08/16 11:41

いつもご指導いただきありがとうございます
わたしのガーミンのVO2MAX値は「46」でフィットネス年齢が20歳(実年齢62)となっています。
グラフに示すような85%の心拍数163まではとても上げられません
測定を始めたのが3月からなので、サンプリングが足りなくて正確に測定できていないのでしょうか
ちなみに6年ぐらい前から計測しているAppleWatchのVO2MAXは「38」なので
こちらの方が自分の走力に近いのかなと感じています
今度ランニングマシンでも測定してみます

Notch バッジ画像
2023/08/16 14:48

たかはしりょうさん、解説してくださり有り難うございます😊

やはり、VO2maxとアスリート年齢を基に目標心拍数を決められているのですね。
ちなみに私の場合、GarminのVO2maxは50、アスリート年齢49.5歳(実年齢-10)となるので、
(220-50)x0.85=145となりますが、もう少しいけそうなので150で設定してみようと思います。

ちなみにFitbitではVO2max=55となります。たぶんVO2maxを推測する計算方法の違いのようです。
また、アスリート年齢はGarminの機種によって違いが出るようです。
私が使っているGarmin965では実年齢-10が最大のようです。

もう少し涼しくなったらスピード練習を増やしてVO2max向上を狙いたいと思います。

スタジオレッスンの方が心拍数が高めになる理由もよく理解できました。
確かに全身に血液を送り込まないといけなくなるので、心臓も忙しくなりますよね❤️
かつてラグビーをプレーしていた頃にスクラムなどで全身の力を使ったあとダッシュするのがとてもきつかったことを思い出しました。

次の投稿(ランニングフォーム編)も楽しみにしております🏃‍♀️

コメントありがとうございます。
Vo2maxは本来は加齢とともに低下していきます。
トレーニングをしていない人の場合、20歳をピークに60歳では50%になると言われています。
この低下を少しでも少なくするために、適度な負荷(有酸素系の運動)がダイジ!ということになります。
実際にはどんどん下がり続けるわけではなく、トレーニングの状況によって、上がったり下がったりを繰り返しながら、長い目で見ると下がり基調のトレンドを描く感じです。
なので、「年齢とともにVo2maxは上がりにくくなる」のは確かです。
フィットネス年齢など簡易的な指標が見れるのは、多少数値に誤差があったとしても、自分の体力トレンドを知る上では良いことでよね。
「実年齢マイナス10歳維持」を目標に頑張ってください!

コメントありがとうございます。

だいぶ精度はあがってきたようですが、ガーミンに限らず、現在のスマートウォッチ系は簡易式の心拍測定を元にVo2maxを算出しているので誤差はありますよね。
家庭用の体脂肪計と同じような感じでしょうか・・・

コンスタントにランニングされているクッキーさんのような方で、脚に怪我などの不安が無ければ
、陸上競技場等なるべくフラットはコースで12分間を全力で走る「クーパーテスト」してみても良いかもしれません。数年前まで、たかはしはこれで持久能力確認していました。

(12分間の走行距離(m)-504.9)/44.73 でVo2maxが算出できます。

ご参考まで。。。

のとかず バッジ画像
2024/02/04 19:21

過去の投稿を読み返しております。
昨年8月時点ではよく理解出来なかったがVo2max。
今Garmin965を見るとVo2max-47、フィット年齢43.5歳(実年齢52)となっております。最初の頃はVo2maxは30ちょいでしたので徐々に上がってきているようです。

クッキー! バッジ画像
2024/02/05 07:41

のとかずさんの振り返りに続いて
読み返していたら
私も半年で2ポイント上がっていました
今年の目標は50としたのですが
鶴見川のラン友仲間では
私が一番少なかったので
目標をもう少し上げてみようかな

組長 バッジ画像
2023/08/14 08:02

おつかれさまです😊

周りの方に触発されて、ランデビューを考えていましたが、何から始めたら良いのかよく分からなかったので、ウォーキングくらいしかしていませんでした😅

具体的な例を挙げて頂いたのでとても参考になります☆最近、PTの宿題でウォーキングやっているので、その後にプラスしてやってみます。


心拍数確認しながら、ウォーキングからのランニング・・・!
ベストな取り組みですね。
是非やってみて下さい。

yamankei バッジ画像
2023/08/12 09:42

スタジオレッスンのスキマ時間など使ってランニングマシンを活用しようと目論んでは、たまに10〜15分走ってます。
運動中の脈拍数は気になるところですが、マシンの測定器が反応してくれないことが多く、気が短い性格上すぐに諦めてしまいます…
腕時計⌚️しない生活も十数年経ってて今流行りのウォッチ的なものにも惹かれることないためいろいろ悩ましいです。


確かにランニングマシン付属の心拍計は、慣れないとちょっと測りにくいかもしれません。
本来はスポーツウォッチをおススメしていますが、普段から腕時計なしの生活では、これも違和感ありますよね。
今回の例のように細かくステップごとの測定でなくても良いので、一定時間走って、感覚的に「楽ではないなぁ~」といった感じのタイミング(おそらく運動強度で70%くらい)だけでも良いので、心拍数測定してみてください。予想通り70%前後の運動強度なら、もう少しだけペースアップして終了・・・で良いと思います。

わんこ バッジ画像
2023/08/12 01:02

バンバン走る友人たちに触発されてゼロから走り始めたものの喘息発作で二ヶ月半お休み状態に。
ゼロから再スタートを切ろうと思っていたところです。
ビギナーランナーの例についていけるかわかりませんが、
やってみようと思います。

どどど素人の初心者にとって明るい話題をありがとうございます。


コメントありがとうございます。
外でのランニングが心地よい秋のシーズンに向け、まずは無理ない範囲でのインドアRUNから再スタートしてみてください。

ランニング歴44年に、
フラフラしました。

大尊敬です。
自分の足で遠くまで行けることが
どれほど素晴らしいことなのかと

ランナーの皆さんをみていていつも眩しく感じます。


コメントありがとうございます。
歴が長いのは「もう少し走れるけどなぁ~」くらいでやめておく”腹八分目”を意識して走ってきたおかげで、あまり大きな怪我をしなかったからだと思います。
ぴょんみるくさんも、少しの時間でも良いでのランニングマシン使って、是非ランナーの仲間入りを!!