RENAISSANCE Colors

ルネサンスより

【Colors of RENAISSANCE】#01 _安藤 誉(あんどう ほまれ)

【Colors of RENAISSANCE】は、株式会社ルネサンスのスタッフが持つ多様な背景、スキル、個性など直接本人へインタビューし皆さまにご紹介するコーナーです。
ご紹介したスタッフのエピソードを通じて、メンバー同士やメンバーと私たちルネサンススタッフとのつながりが深まることを願っています(^^)/


01_安藤 誉(あんどう ほまれ)


[プロフィール]

マーケティングデザイン部 部長
TRYnationsTeamTraining開発者・MASTERコーチ
株式会社ルネサンス入社後、チーフトレーナー&パーソナルトレーナー、人事教育担当、営業企画部SV、ソフト開発部、新業態開発などを歴任。


ーーー 今日はお時間をいただきありがとうございます。早速ですが、安藤さんについてお聞かせください。幼少期はどのようなお子さんでしたか?

年齢的に考えると私が小さい頃は日本がまだ成長過程にあり、デジタルネイティブという言葉も存在しない時代でした。私は普通の少年で、自然の中で遊ぶことが大好きでした。例えば、道端の葉っぱの蜜を吸ったり、友達と無邪気に遊んだり。ただ一つ他の人と違っていたのは、父が自衛官であったため、2年に1度の転勤がありました。このため、新しい人とすぐに打ち解けるのが得意になりました。
転勤して翌日には友達を作り、3日後にはクラスに馴染んでいるような子供でした。ただその一方で、2年後にはまた新しい場所に移り住むので、前の友達のことを忘れてしまうことも多々ありました。これが私の性格の一部を形成しているのだと思います。
仕事でも新しい環境に飛び込むことに何の躊躇もありませんが、以前会った人に再会すると誰だったか思い出せないことがあります。

ーーー その経験が現在の安藤さんの性格にも影響を与えているのですね。スポーツは幼少期から好きだったのですか?

はい、幼少期からスポーツが大好きでした。幼稚園や小学校低学年の頃は、町の少年団に所属していました。特にソフトボールに熱中しており、キャッチャーとしてプレーしていました。背は小さかったものの、肩が強く足も速かったので、チームでも注目されていました。
その後、小学校時代には硬式の野球チームにも所属し、関西で強いチームの一員として活動していました。

しかし、当時は体罰が当たり前の時代で、試合でミスをすると監督に強く叱られることが多く(たまに手が出たり…)、野球が嫌いになってしまいました。それで小学校6年の時にもう絶対やるもんかと思って、中1の途中でやめてしまいました。その後10年間はボールを見るのも嫌で、野球を一度もやりませんでした。そんな強烈な体験がありましたね。

ーーー それは大変でしたね…。その経験が今の安藤さんにどんな影響を与えていますか?

その経験から、好きなものを見つけた瞬間や、新しいものに出会ったときの「ワオ!」という感動を大切にしたいという思いが生まれました。そういった瞬間が自分にも何度かありました。そして、その感動を他の人にも体験してほしいという気持ちが強くあります。好きなものを奪われた経験があるからこそ、そう感じるのだと思います。
小学校・中学校時代は、自分にとって非常に大切な時期でした。その経験が今の自分に繋がっていて、大切にしたい部分だと感じています。これまでいろんなことを経験してきましたが、人々が新しいことに挑戦し、それを楽しんでいる姿を見るのがとても嬉しいです。
特に、これまで「私なんか」とと気後れされていた方が少し挑戦して「これ面白いね」と気づいたときの表情や、続けて何かを得たときの喜びを報告してくれる瞬間がとても好きです。

特に私が開発したTRYnationsTeamTraining(以下:TRYnations)は普通の運動の1つかもしれませんが、少し挑戦してみることで、物事の見方が変わることもあります。
そして、新しい世界に飛び込んで続けてくれる参加者がいるからこそ、もっと良いものを提供したいと思います。
参加者の「なりたい!」欲求や「もっと!」といったエネルギーを感じるときがあって、自分に力を与えてくれます。同時に「世の中に出すことができて良かった!」と思う瞬間でもあります。

 

自分の原体験、実体験が「TRYnations」に


ーーー新しいことを見つける瞬間の尊さについてお話しされていましたが、安藤さんご自身は学生時代に野球をやめてから、趣味や自分で好きなことを見つけた瞬間はありましたか?

最近は登山にハマっていますが、これまでで1番長い間没頭していたのはボディビルです。
自分が想像する以上に体が変わっていく様子や、これまで生きてきた中で想像もしなかった領域に足を踏み入れるなど、未知の世界でした。
しかし、成長した体と引き換えに失われてしまった体の機能がありました。怪我です。ありたい自分に近づくためにある程度の犠牲が伴う…「人生ってそんなもんだよね」なんて思っていました。
ですが、少し経って将来のことを考えたときに、「怪我によって機能が落ちた自分でいいのか?」「もっと楽しいことがあるはず…自分の世界が小さくなってしまうんじゃないか?」という思いがありました。
そしてトレーナーという職業でもあったので、「体をもう一度再生させよう!」と思ったのです。
今だけでなく将来でも自分がやりたいことを思う存分まで究められる体をつくろう、と。今なりたい自分になるためのトレーニングはもちろん行う。でも同時に失った機能をもう一回再生し直すということに新たなテーマを持ってトレーニングに取り組みました。 これが10年ほど前です。その途中でケトルベルに出会ったわけです。
 

ボディビル時代の安藤さん

ーーーなるほど。 ボディビルでの経験が現在のTRYnationsに深く関わっているのですね。

そうです。ひとつの部位にこだわって鍛えまくって、体を大きくするという行為から、「もう少し全体的な体の統合された力強さを生み出したい」「もう一度全身でしっかりと地面を踏みしめて活動してみたい」と思い、毛嫌いしていたケトルベルを学んでみたら、「これはいけるかも」と思いました。
自分の体がもう一度再生できるかもしれないと思ったのです。それがケトルベルとの出会いでした。

「レベル4のケトルベルはレベル1・2・3を統合したものですよ」とTRYnationsで話しています。「統合したパワーで自分の体のパフォーマンスをアップしましょうね」と。TRYnationsのLv1からLv4までの流れは全て自分の原体験、実体験に基づいたものなのです。 

ーーーケトルベルトレーニングによって体に変化はありましたか?
 

ケトルベルは僕の体にとってはずいぶん負荷が大きかったのです。ケトルベルによって体がひどくなったわけではなく、僕の体の状態があまりにひどかったので、ケトルベルで鍛えたけど、ちょっと耐えられなかった部分がありました。そこから、今度は筋肉トレーニングというよりは、体の本当のコンディショニングに目を向けるようになりました。
体の構造は戻らないけど、体自体をもう一度、例えば若い時の状態に戻したいという思いがありました。そして、その一環として、いろんなものを見たり、いろんなものに興味を持ったり、整地された地面じゃなくて、凸凹道を歩いたりすると、いろんな感覚が体にどんどん入ってくる。これを感覚入力と言いますが、いろんな情報を与え、コンクリートジャングルとは全く逆の自然に身を置くことによって、昔の自分に戻りたいという思いです。
こういう発想が体を戻すために必要なのです。

ーーーそれが登山挑戦のきっかけにもなっているのですね。
 

はい。その時に、嫌だったアウトドアに一歩踏み込んでみてもいいかなと考えました。みんながよく行く高尾山に行ってみて、改めて昔と違う楽しさを感じました。一歩一歩が楽しくて、一歩一歩が体を治してくれるような感覚がありました。歩くたびに景色が飛び込んできて、「ワオ!」って思ったのです。
セレンディビティと言ったらおかしいかもしれませんが、それに近い。「ワオ!」と思い、1週間後、また同じ場所に行ってみました。
今度はトレッキングシューズをレンタルして。そしたらまた「ワオ!」でした。トレッキングシューズはダサいと思っていたけど、「これいいじゃん!」と。多分僕も、TRYnationsに出会った皆さんと同じような表情をしていたと思います。
そこからは登山のウェブサイトやアプリを見て、スポーツ用具店で本格的に道具を揃えて。今では、バーナーや鍋も買って、毎週、山で何を食べようかと考えるようになりました。 

登山を楽しむ安藤さん


筋肉質な体型は父親譲り。次第と、自分と同じように他のひとにも体をつくってあげたいと思うようになった


ーーー様々なご経験から現在の安藤さんに繋がっていることがよく分かりました。そんな安藤さんがルネサンスで働くきっかけは何だったのですか?

たまたま、学生の時に筋トレを始めたというのが最初の理由です。
父親が筋肉質で、非常にマッチョな体型でした。子供から見ても恥ずかしいくらいに筋肉マンで、小学校の運動会にはまるで自分が主役のように現れていました(笑)
当時は親が参加するリレーもあり、父親は常にダントツで速かったんです。父親はずっと陸上をやっていたので、走り方も速さも周りのお父さんとは違いました。
そんな父親がいて、自分も筋肉質な体型になっていることに気付きました。当時は嫌でしたが、だんだんとそういった体型に魅力を感じるようになりました。
後押しとなったのは、「ジャッキー・チェン」と「ブルース・リー」の映画ですね。
中学時代から彼らの映画が大好きで、見るたびに筋トレをしたくなりました。ヌンチャクを振り回したり、自分で作った三節棍を使ったりして、家の庭で練習したりしていました。
そうしているうちに体の成長が著しくなり、体を鍛えることが大好きになりました。体の成長に伴い、トレーニングに関する理論を学び始めると、ますます筋トレにのめり込むようになったのです。
そして自分と同じように他のひとにも体をつくってあげたいと思うようになりました。 

 

TRYnationsは集大成。自分の弱点を知って、それを改善しようと思った瞬間に、物事は好転し始める


ーーー現在、ルネサンスには安藤さんに影響を受けている、憧れているスタッフがたくさんいると思いますが、安藤さんが「この人はすごいな」と影響を受けた方はいらっしゃいますか?

一人を挙げて「この人がすごい」と言うのは難しいですが、物事をうまく表現する人には感心しますね。また、即興で上手に話せる人にも感心します。昔は、自分の言いたいことを話すのが結構難しいと思っていたので。

ーーーえぇ!そうなんですね。ちょっと意外です。

たくさん言いたいことがあっても、うまく伝えるのが難しかったのです。
でも、それに気づいて意識し始めると、物事は大きく変わるということも言えます。意識し始めると、話し方も上達するんです。
TRYnationsのレベル1には「苦手を知る」という項目があります。自分の苦手を知らずに目をつぶっていると、いつまでたっても上達しません。
だから、自分のダメなところや課題を認識することが大切です。自分の弱点を知って、それを改善しようと思った瞬間に、物事は好転し始めます。逆に、それをしなければ、いつまでも苦手意識を持ち続けてしまうのです。TRYnationsには、私がずっと持ってきた技術的な体系と心理的な側面が全て詰め込まれています。
TRYnationsは私の集大成であり、これを超えるものは多分作れないと思います。

 

制限を持たない自分でありたい


ーーー今後5年後、10年後の展望があれば教えてください。

私は人が変わっていく様子を見ることが好きなんです。
特に、変わろうともがいている人に手を差し伸べることが好き。すでに変わろうと動いている人よりも、変わりたいと思いながらも一歩を踏み出せない人に対して、「変わりたいんじゃないの?」と声をかけて引っ張り上げたり、後ろから押したり。または黙ってそばにいてその人の成長を見守ったりしながらサポートする仕事に情熱を注ぎ続けたいです。

また、人生において、常に視界を広げていくことが大切だと感じています。今できることをしっかりと行い、視野を広げて新しいことに挑戦したいと思っています。
昔は嫌いだったことが、時とともに好きになるかもしれないので、そういった制限を持たない自分でありたいと考えています。それが、今後10年の自分の目標です。

ーーーありがとうございます。では最後に、「人生100年時代」と言われていますが、100歳の自分へメッセージをお願いします!

100歳の自分に…ですね。できれば、今まさに始めていることですが、両足でしっかり地面を踏みしめていたいと思います。それは単に「立つ能力を維持しましょう」という狭い意味ではなく、両足で地面を踏みしめるということに、多くの意味があると思います。
シンプルに歩けるということかもしれませんが、それだけではなく、まだまだ冒険心を持ち続けたいとか、まだまだ人間としての尊厳を保ちたいとか。
後ろに控えている人たちの一部を先導して道を切り開きながらも、同時に学び続けたいという意味も含まれているかもしれません。いろんな意味を込めて、両足で地面を踏みしめたいという思いが強くあります。

 

[関連ページ]
・TRYnationsTeamTraining
https://www.s-re.jp/school/trynations-team-training/
 

・【募集】ルネサンススタッフ・Colorsメンバーについて知りたいこと
https://community.s-re.jp/announcements/ewn0zt8gv2yrea8b


以上、TRYnationsTeamTraining開発者・MASTERコーチの安藤さんへのインタビューでした(^^)/
【Colors of RENAISSANCE】を通じて、私たちのストーリーが皆さまに届き、より身近に感じていただければ幸いです。
これからも、さまざまな角度からのインタビューをお楽しみください☺
一緒に新たな発見とつながりを広げていきましょう🌈

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1 件の返信 (新着順)
としこちゃん
2024/07/13 00:02

共感しました!
私は、パーソナルトレーナーから付いてもらい自分の弱点に気づく事が出来ました。いつまでも自分の脚で歩くことを目指して📣日常の運動を心がけています💃ルネサンスでいろいろチャレンジ!そしてトレーナーと出会えて本当に良かったと…人生100 年✨を愉しみますよ☺️


コメントありがとうございます✨
素敵なコメントをいただけて嬉しいです😊
人生100年!みんなで一緒に楽しみましょう(^^)/