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ルネサンスより

【持田さんが回答!】その悩み、水泳の達人に聞いてみよう!(前編)

皆さまから寄せられた多くのご質問に対し、オリンピック出場経験を持つ持田さんが丁寧に回答してくださいました!

水泳技術の向上に役立つアドバイスや、オリンピック選手になるために必要な心構え、さらに息継ぎやトレーニング方法に至るまで、持田さんならではの視点でお答えいただいています。

ぜひ今後の参考にしていただければ幸いです(^^)/

持田 早智(もちだ さち)
学生時代はルネサンス所属の競泳選手として活動し、新卒でルネサンスに入社。
現在はスクールの指導や競技選手の育成に取り組んでいる。

【実績】
・リオデジャネイロオリンピック 決勝進出
・日本選手権2018 優勝
・アジア大会2018 銀メダル
・パンパシフィック選手権2018 銀メダル 


Q1.オリンピック選手になるためにはどうしたらよいですか?

練習、睡眠、食事の質を向上させることが一番重要だと思います。ただ頑張るだけではなく、どのくらい、どのように頑張るかを自分で目標設定し、取り組むことが大切です。

Q2.練習の休みはどのくらい取っていましたか?

週に1日休みがありました。

Q3.平泳ぎにおすすめのトレーニング方法を教えてください。

① 体を浮かせる練習(けのび):なるべく長く浮いていられるように。
② 足首の筋力トレーニング:水を最後までしっかり押し切れるように。

この2つができるようになったら、さらにお尻を使ったキックができるように、お尻の筋力トレーニングもおすすめです!!

Q4.息継ぎをすると沈んでしまいます。どうすればよいですか?また、背泳ぎが怖くて沈んでしまいますが、どうすればできるようになりますか?

ひとは、水中では力を入れると沈み、力を抜くと浮く性質があります。沈みそうになったり怖く感じたときには、体に力が入っていないか確認してみてください。力を抜くことが浮くための一番の方法です!

Q5.生理と重なると水泳ができないと思いますが、どのように対応されていますか?

生理の時は、基本的にはタンポンや月経カップを使用して泳いでいましたが、体調によっては無理せず、陸上でのトレーニングに切り替える日もありました。

Q6.クイックターンのコツを教えてください。


お腹に力を入れ、体をできるだけ小さくすることです!でんぐり返しのようなイメージで行うと、スムーズに回転できると思います。

Q7.3歳8ヶ月の男の子です。水遊びは好きですが、深い場所では水が怖い様子。顔を水につけたり、フローティングができません。家でできる練習方法や、どのような声かけをしたらよいか教えていただけますか?

私は6歳ごろからスイミングに通い始めたので3歳で水遊びが上手にできるのは素晴らしいと思います!
アドバイスとしては、まずお子様は頭で考えるよりも目で見て真似するほうが圧倒的に成長が早いです。そのため、可能であればおうちの方も一緒に練習してみてください。
フローティングに関しては、やはり恐怖心を小さくすることが1番かなと思います。潜ったり水をかぶったりすると音の聞こえ方が急に変わるので、怖いなと思うお子様が多いようです。
可能ならば水の中でおしゃべりしたり、歌を歌ってみたり、自分の声や人の声が水の中でどんな風に聞こえるのか感じてみる遊びをしたりすると恐怖心が小さくなるかもしれません。
声かけについては、些細なことでいいので昨日より・先週よりできるようになったことを褒めて認めてあげてください。ちゃんと見てくれてるんだと思うとモチベーションが上がります!私もそうでした! スイミング楽しんでくださいね。

Q8.バタフライで腕が上がりません。毎日続けられる簡単な上半身のトレーニングを教えてください。

立った状態やうつ伏せの状態でバタフライの動きを練習すると、上半身のトレーニングにもなり、イメージトレーニングにもなるので効果的です!ぜひ挑戦してみてください。

Q9.(子供が)クロールで息継ぎがうまくできないのですが、コツとかありますか?

しっかり息を吐くことと、リラックスすることがコツです!
息をしっかり吐けていないと、吸っても苦しくなってしまうので、深呼吸のように息をしっかり吐くことを意識してみてください。
また、息を吸うときに体に力が入りすぎると沈んでしまうので、なるべくリラックスして呼吸することを意識してみると良いと思います。

Q10. 水泳選手として食事の管理はされていましたか?されていたとして何か配慮していたことはありますか?

体重管理よりも栄養バランスに重点を置いていました。
いろいろな栄養素を摂取するために、同じものばかり食べず、食材の種類を幅広く取り入れるように心がけていました。

Q11. 潜る時間を長くしたいです。練習法や工夫などを教えてください。

水中で長く潜るためには、力を抜くことと、息を吐きすぎないことがポイントです。
潜る練習を続けていくうちに、徐々に長く潜れるようになると思いますが、無理をしないように注意してくださいね。


持田さんのアドバイスを参考に、ぜひ実践してみてください🏊
皆さまの質問に対する持田さんの回答を通じて、新たな発見や改善のヒントが得られることを願っています!
後編は10月中旬ごろに投稿予定です。お楽しみに!

[関連リンク]
【質問募集】「その悩み、水泳の達人に聞いてみよう!」

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