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ルネサンスより

急がば回れ

自分に向き合う

 

誰しもが目的地には早く到着したいものです。

私もいったんは最短ルートを頭の中では想像します。

ありたい状態や”掴み取りたいモノゴト"に対して、なるべく最小の努力と時間で到達したいですよね。

でもトレーニングは、

 

①目的に対する手法(各要素)の理解・・・トレーニング法や栄養摂取、休息の理解

②身体の操作法を知る・・・トレーニングテクニックの理解

③動作(操作)の再現性獲得・・・効く動作の体得

④動作の刺激と身体の回復・・・適切な刺激(強度)と回復の実行

⑤成長成果・・・結果

 

そうなんです、

このように⑤でニンマリ(^^)/するのには時間が必要なんです。

なので、

このような工程を楽しめることが素養のひとつだったりもします。

ダンベルベンチプレス 

 

急がば回れ

 

①を知って、②~④で繰り返すこと数週間から数か月、なかなかの時間差をもって結果を得ることになるのですが、こう考えましょう。

 

◆体は正直

 

1.②で理解せずに③~④の動作を繰り返したらどうなるんだろう

2.⑤を求めるばかりに③~④の動作をあいまいにしたり(可動範囲・軌道・速度)

  性急に強度をあげたり(重量)したらどうなるんだろう

 

③④がいわゆる日々のトレーニングやワークアウトですから、ちゃんと取り組めばそれなりに変わり、無理をしたり、適切ではないことをすれば、もしかすると遠回りとなるかも。

 

◆リグレッションとプログレッション(後退と前進)

 

皆さんが日々トレーニングやワークアウトをするなかで、今日はダンベルベンチプレスを8㎏から10㎏に増量してみよう!っという考え方はプログレッションと言います。

また、スクワットのしゃがみ込む深さをより深くしてみよう!っというのもプログレッションです。

なんとなく成長につながりそうなワードですね。

 

先ほど、◆体は正直ってお伝えしましたが、1と2であげたような無理をしているとしたらどうでしょう。

8㎏のダンベルベンチプレスの動作が浅く、TUTの確保ができていない状況で、皆が挙げているから来週10㎏にチャレンジしようとしたら。

結果に結びつかないかもしれませんし、もしかすると軽微であっても体を痛めてしまうかもしれません。

 

このようなときに行う調整が、リグレッションといいます。

直訳は後退ですが、トレーニングやワークアウトでは適正化といったほうがいいでしょう。

 

【リグレッション5段階】

※設定されたプログラムを体力や身体状況に応じて調整方法


①ウェイト      ・・選択種目において負荷選択できるのであればまずココから
②テコ     ・・選択種目において負荷選択外の調整においてはコレで
③反復回数 ・・選択種目において①、②における調整が不可能である場合、

        生理学的に適切な範囲内で反復
               例:EQ_pushupでの5回以上など    
④持続時間 ・・選択種目においてアイソメトリックを狙う場面での活動時間調整
               例:目標15秒→5秒×3回など
⑤可動範囲 ・・選択種目において①~④の調整範囲の外である場合

 

リグレッションは勇気がいるものでなく、私も他のプロフェッショナルもごく普通に使う調整方法です。

皆さんもじっくりと工程を楽しみながら、行ったり来たりと自分と向き合ってみませんか。

ダンベルローイング
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1 件の返信 (新着順)
組長 バッジ画像
2022/10/25 07:54

いつもありがとうございます‼️
昨日グループパワーのレッスン前にトレーナーの方と「持てる重さ」と「出来る重さ」の話をしていたので、再確認出来ました‼️
私もレッスンやTTTでも効かせたいところに入る様になってから負荷を上げるように気を付けてます。(ちゃんと出来ていないとコーチも負荷を下げてみようとアドバイスしてくれます。出来ていればチャレンジしてみよう、の繰り返しです)
レッスンでは、たまに周りに「え?もっと重いの持てるんじゃないの?」みたいな顔をされますが(笑)その時は可動域と効かせたいところを目一杯意識したトレーニングをしています。


うーん成熟してますね!
出来る重さと持てる重さのせめぎ合いとでもいいますか、その辺も楽しんでくださいね!